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【実体験】SES案件で限界を感じたら?途中退場の方法と注意点

SES案件の途中退場ヘッダーエンジニア転職
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こんにちは、たいし(プロフィールはこちら)です!

参画の案件で精神的に限界を感じ、途中退場するべきか悩んでいませんか?途中退場は最終手段ではありますが、あなたの心身の健康を守るために必要な選択となる場合があります。

なぜなら無理をして体調を崩してしまうと、その後のキャリアにも悪影響を及ぼす可能性があるからです。一方で途中退場は、周囲に負担をかけることも事実です。

私は客先常駐エンジニアとして10年ほどの経験があり、以前にストレス性胃痛で食事も取れず、夜も眠れないほど追い込まれた末に途中退場を経験しました。その経験から得た知識と教訓を共有します。

この記事では実体験に基づく、途中退場の注意点や具体的な手順について解説します。この記事を読むともしもの時にどうすればいいか、事前に備えることができます。

契約期間満了での退場が理想ですが、仕事よりも体の方がもっと大事!対処が遅れるとキャリアに大きく影響を与えるので、早め早めの行動が大切です。

>> エンジニアがメンタル不調を感じる原因とその対処法

 

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SES案件の途中退場とは

ストップのイメージ

途中退場とは、契約期間の満了前にSES案件から離脱することを指します。通常SES案件は3ヶ月などの契約期間が設定されており、その期間が終了するまで継続することが基本です。

しかし、様々な理由により契約期間の途中でエンジニアが案件から外れることがあります。これが「途中退場」と呼ばれる状況です。基本的には契約違反となる可能性があるため、正当な理由と適切な手続きが必要となります。

 

途中退場の主な原因

途中退場の原因は様々ですが、主なものとしては以下のものが挙げられます。

  • スキルミスマッチ
    案件参画時の説明と実際の業務内容に大きな差がある場合や、求められるスキルレベルが想定以上に高い場合があります。このようなミスマッチは、エンジニア本人にとって大きなストレスとなるだけでなく、プロジェクト進行にも支障をきたします。
  • 健康上の問題
    過度な業務量やプレッシャーにより、心身の健康が損なわれるケースは少なくありません。健康問題は放置すれば、長期的なキャリアにも影響を及ぼす可能性があります。
  • 人間関係の問題
    職場環境やコミュニケーションの問題、ハラスメントなどの人間関係のトラブルも途中退場の原因となります。チームの雰囲気や上司・同僚との関係性が精神的健康に大きく影響することがあります。
  • プロジェクト状況の急変
    クライアント側の事情でプロジェクトが突然中断したり、大幅な方向転換があったりする場合も、結果的に途中退場となることがあります。

 

途中退場がもたらす影響

途中退場は、様々な方面に影響を及ぼす可能性があります。

  • クライアントへの影響
    最も直接的な影響を受けるのはクライアント企業です。人員の急な欠員はプロジェクトのスケジュール遅延や品質低下を招く恐れがあります。また引継ぎが不十分だと、残されたチームメンバーの負担が増大します。これにより、クライアントとSES企業の信頼関係が損なわれる可能性もあります。
  • SES企業への影響
    SES企業にとっては、クライアントからの信頼低下だけでなく、代替要員の確保や新たな案件の獲得にも影響します。また途中退場したエンジニアの次の案件を、早急に見つける必要も生じます。
  • エンジニア自身への影響
    途中退場したエンジニア自身も、評価に影響を受ける可能性があります。特に頻繁に途中退場を繰り返すと、「継続力がない」というレッテルを貼られることもあります。ただし健康上の理由など正当な事由がある場合は、適切に対処することで影響を最小限に抑えることができます。
  • 精神的・金銭的影響
    途中退場後、次の案件が見つかるまでの期間は収入が不安定になる可能性があります。また、「迷惑をかけた」という自責の念から精神的な負担を感じることも少なくありません。しかし健康を損なうまで無理を続けることの方が、長期的には大きなリスクとなることを忘れてはいけません。

特にエンジニア自身への影響は大きく、その後のキャリアにも影響を与える可能性があります。そのため、途中退場は慎重に判断する必要があります。

 

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私の途中退場体験談

疲れのイメージ

著者自身も参画した案件がどうしても合わなくて、契約期間の途中ではありましたが退場した経験があります。その経験を共有したほうが話がスムーズなので、その時の様子について説明します。

 

案件の概要と退場に至った経緯

私が経験したSESの案件は、現行のデータ処理システムをAzureを使ったクラウド環境に移行するというものでした。主にSQLを使用する案件でしたが、当時の私はSQLの経験がほとんどなく、そのことは面談時にも伝えていました。

しかし実際に現場に入ってみると、求められるスキルは想像以上に高く、日々自分のスキル不足を痛感するばかりでした。周りのエンジニアは年配の方が多く、スーツを着て黙々と作業をするような環境で、私にとっては非常にストレスフルでした。直属の上長もマネジメントが得意なタイプではなく、ほとんど放置状態で相談もあまりできませんでした。

プロジェクト中、メンバーが突然いなくなることも多々ありました。おそらく私と同じように、途中退場していたのだと思います。その穴を埋めるために、私の所属するSES企業から、新たに増員がありました、彼らは私よりもさらに経験が浅い方々でした。

公式なリーダーではありませんでしたが、必然的に私が彼らの面倒を見たり、取りまとめ役を担うことになりました。自分自身が精一杯の状況で、他のメンバーもサポートしなければならないプレッシャーは、さらなるストレスとなりました。

日に日に出社するのが辛くなり、不眠や吐き気に悩まされるようになりました。最終的には出社困難となり、やむを得ず途中退場という決断に至りました。

 

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途中退場の具体的な手順

ステップのイメージ

途中退場を検討する際には、自分の心身に現れる兆候を早期に察知することが重要です。私の場合は不眠や胃痛、出社前の強い不安感などのサインがありましたが、長期間それらを無視し続けてしまいました。同じような過ちをする人が少なくなるように、私が実際に行った途中退場の手順について共有したいと思います。

 

メンタルクリニックの受診と診断書の取得

心身の不調を感じる場合、メンタルクリニックの受診を検討しましょう。メンタルクリニックは予約が取りづらいことが多いため、早めの予約が重要です。病院によっては、予約が1ヶ月先になることもあります。複数のクリニックに問い合わせて、早めに受診できるところを探しましょう。

また初診で診断書を発行してもらえるとは限りません。医師が継続的な診察が必要と判断した場合、数回の診察を経て、診断書が発行されることもあります。その点でも、早め早めの行動が大切です。

 

SES企業への報告

メンタルクリニックを受診し、診断書を取得したら、所属するSES企業に報告・相談しましょう。診断書の内容や自身の状況を伝え、今後の対応について話し合います。参画先への報告は、基本的にSES企業から行われます。自身で直接伝える必要はありません。

その後の参画先の社員証やPCなどの貸与品返却を、所属SES経由で行います。こちらも基本的に、参画先の人と直接話すことはありません。場合によっては所属のSES企業から、パスワード系の問い合わせがあるので随時対応します。

 

ここでもし説得して、案件継続を促すような会社であれば退職することをおすすめします。その企業にいても、あなたはどこかのタイミングでメンタルが崩壊してしまいます。退職までの流れを解説した記事が以下にあるので、ぜひ参考にしてみてください。

>> スムーズなキャリアチェンジのための退職完全ガイド

また退職に関してもめるようであれば、やり取りが疲れるので退職代行を活用してしまったほうが早いです。おすすめの退職代行のリンクを載せておきますので、面倒なことになりそうであればご検討ください。

退職代行サービス【モームリ】

 

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実際に途中退場を経て得た教訓

悩む人イメージ

途中退場をしたものの、それは既に遅すぎました。蓄積したストレスは私の体に深刻な影響を及ぼし、ストレス性胃腸炎を発症してしまいました。

退場後も休職となり1か月間は、激しい腹痛に苦しみ、まともに食事を取ることができない日々が続きました。また夜は腹痛のため、眠ることすらままならない状態でした。心身ともに消耗し、私は「もっと早く決断していれば」と何度も後悔することになりました。

この経験を経て得た教訓を、以下にまとめます。現在参画している案件が、つらいとお感じの方の参考してみてください。

 

教訓1:案件よりも自分の体が最優先

この経験から学んだ最も重要な教訓は、どんな案件よりも自分の健康が優先だということです。スキルアップや収入、キャリアは確かに大切ですが、健康を失えばそれらすべてが無意味になります。

特にIT業界では「少しの無理」が習慣化しやすく、気づけば取り返しのつかない状態に陥っていることがあります。体や心からのSOSサインは、決して無視してはいけないメッセージです。

 

教訓2:早期対応の重要性

振り返れば、案件に違和感を覚えた時点で行動すべきでした。特に契約更新のタイミングは、状況を見直す絶好の機会です。合わないと感じながらも契約延長を選んでしまったことが、結果的に状況を悪化させました。

「もう少し頑張れば」「ここで投げ出すわけにはいかない」という思いは、プロフェッショナルとして自然な感情です。しかしその頑張りが自分を追い詰め、最終的には周囲にも大きな迷惑をかけることになりました。計画的な引継ぎも十分にできないまま退場することになったのは、大きな反省点です。

 

教訓3:自己評価と限界の認識

自分のスキルやストレス耐性を正しく評価することの重要性も痛感しました。「できるはず」という過信や「なんとかなるだろう」という楽観は、時に危険です。自分の現在の技術レベルと、案件で要求されるレベルのギャップを冷静に分析し、必要なサポートを早めに求めることが重要です。

SESエンジニアとして働く以上、一定の適応力は必要です。しかし、それは自己犠牲を意味するものではありません。自分を大切にすることが、結果的には全ての関係者にとって最善の選択になると学びました。

 

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まとめ

今回はSES案件の途中退場について、私の経験談を交えて紹介しました。途中退場は関係各所に多大な迷惑をかけてしまうので、できるだけ避けるべきではあります。

ただIT業界では途中で案件から抜けるのは、割と頻繁に起こることではあります。SES企業や参画先も、このようなことの対処に慣れています。本当につらいのであれば、意外と周りも気にしていないので途中退場の選択肢も持つべきです。

自分の身を守れるのは、自分だけです。我慢をしすぎて体調まで崩してしまう恐れがあるので、不調を感じ始めたらできるだけ早く、所属SESに相談やメンタルクリニック受診などの対応を取るようにしましょう。

 

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