こんにちは、たいし(プロフィールはこちら)です!
あなたは、周囲の刺激を受けやすく、疲れやすいと感じたことはありませんか?人一倍、共感力や洞察力に優れていると感じたことはありませんか?もしこれらの特徴に当てはまるなら、あなたは「HSP(Highly Sensitive Person)」かもしれません。HSPは生まれつき感受性が強く、敏感な気質を持つ人です。実は筆者自身も、HSP気質を持つ人のひとりです。
ITエンジニアという仕事は、情報過多や人間関係のストレスなど、HSPにとって負担が大きい環境です。しかしHSPの繊細さは、集中力や問題解決能力、コミュニケーション能力など、ITエンジニアにとって重要なスキルにもつながります。
この記事ではHSPかつITエンジニアの私が、HSPであるITエンジニアの強みや課題、活躍するためのヒントを紹介していきます。HSPのITエンジニアとして、自分らしく活躍したいと思っている方、ぜひ参考にしてください。
「HSPはステータス」、うまく活用できればITエンジニアとして、大きな強みにできる!
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HSP(繊細さん)とは?
HSPとは、「Highly Sensitive Person」の略で、日本語では「非常に感受性が強く、敏感な気質を持つ人」という意味です。最近では「繊細さん」なんて呼ばれ方もします。アメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士によって提唱された概念で、全人口の約15~20%、5人に1人はHSPであると言われています。
HSPの特徴
HSPの特徴として、以下のようなものがあります。
- 五感の感覚が敏感:光、音、匂い、味、触覚などに対して、人一倍敏感に反応する
- 共感力が高い:他人の感情や気持ちを理解しやすく、共感しやすい
- 深く考える:物事を深く考え、洞察力に優れている
- 疲れやすい:刺激を受けやすいため、疲れやすく、休息を必要とする
- 一人で過ごすのが好き:刺激を避けるために、一人で過ごす時間を大切にする
- 人の気持ちに敏感:周囲の人の感情や雰囲気を察知しやすく、影響を受けやすい。
- 責任感が強い:真面目で責任感が強く、完璧主義な傾向がある。
- 美的感覚が優れている:美しいものや芸術に感銘を受けやすい。
- 想像力豊か:空想や妄想が膨らみやすく、創造力に富んでいる。
- 直感力に優れている:論理的に考えるだけでなく、直感で判断することも多い。
ちなみに誤解されている人も多いですが、HSPは病気ではありません。HSPは病気や障害ではなく、生まれ持った単なる気質です。そのためHSPであることを否定したり、克服しようとする必要はありません。
HSPのメリット・デメリット
上記の特徴を踏まえて、HSPのメリット・デメリットを紹介します。HSPのメリット・デメリットは、以下の通りです。
【メリット】
- 周囲の環境や人の気持ちに気を配ることができる。
- 物事を深く考え、洞察力のある意見を述べることができる。
- 創造力や想像力に富んでいる。
- 感受性が豊かで、芸術や音楽などを楽しむことができる。
【デメリット】
- 刺激を受けやすく、疲れやすい。
- 人の気持ちに影響を受けやすい。
- 完璧主義な傾向があり、自分を責めやすい。
- 周囲に理解されにくいと感じることがある。
HSPの特徴とITエンジニアの仕事との関係
HSPの特徴は生きづらさを感じるものもありますが、この特徴をうまく活用できれば大きな強みにすることもできます。私はITエンジニアとして働いているので、その中で感じたHSPの強みと課題について紹介します。
ITエンジニアとして活かせるHSPの強み
HSPには繊細で敏感な一面がありますが、ITエンジニアとしてこれらの特性を強みに変えることができます。
- 要件を詳細に捉える力
HSPの繊細な感受性は、システム要件の細かいニュアンスを敏感に感じ取ることができます。ユーザーの要望を的確に把握し、漏れや矛盾に気付きやすくなります。これにより高品質な設計につながります。 - 利用者視点のモノ作り
HSPの強い感情移入力を活かせば、実際にシステムを使う立場に立ってモノ作りができます。使いやすいUIやユーザーエクスペリエンスの構築が期待できるでしょう。 - 倫理的配慮
HSPの繊細な倫理観は、セキュリティやプライバシーに配慮したシステム開発で力を発揮します。個人情報の取り扱いなどの点で、適切な配慮ができるはずです。 - 豊かな創造性の発揮
HSPの複雑な内面世界から湧き出る豊かな想像力は、UIデザインや新しいアプリ開発などのクリエイティブな分野で活かせます。直感的で斬新なアイデアを生み出せる可能性があります。 - 細かい注意力
HSPの繊細さゆえに、プログラムのバグやデータの矛盾に気付きやすいかもしれません。テストやデバッギングの過程で、この特性が強みとなるでしょう。
このようにHSPが持つ感受性の強さや繊細さは、ITエンジニアの様々な場面で大きな武器となり得ます。上手く長所を伸ばしていけば、HSPならではの価値あるサービス・製品を生み出せるはずです。
HSP(繊細さん)のITエンジニアが抱える課題と対策
HSPの人がITエンジニアとして活躍する上で、いくつかの課題が存在します。ここではその主な課題と対策について説明していきます。
過剰な刺激
HSPは騒音や過度の刺激に敏感に反応してしまいます。オープンオフィスの雑音や人々の行き来がストレスになる可能性があります。この課題を解決するには、以下の対策が考えられます。
- 個室の確保や在宅勤務のオプション
- ノイズキャンセリングヘッドホンの活用
- 集中力を高める作業環境の工夫(ライティングや温湿度調整など)
ストレス
HSPはストレスを溜め込みがちです。ITエンジニアは期限に追われるなど、ストレスの多い環境に置かれがちです。長期的なストレスは心身の健康を損ねかねます。対策として以下が有効です。
- 上司や同僚とのコミュニケーションを密にする
- メンタルヘルスケアの活用(カウンセリングなど)
- 適度な運動や趣味を持つ
HSP(繊細さん)はフリーランスエンジニアを目指すのがオススメ
HSPの方は前述したとおり、ITエンジニアとして他にはない強みがあります。ただストレスや周りの環境に大きく影響を受けてしまうので、自分の強みをうまく活用しきれないことも多いです。そんなHSPの方におすすめのキャリアパスが、フリーランスエンジニアになることです。
フリーランスエンジニアとして働くことで、HSPの方々は自分のペースで仕事を進めることができます。過剰な刺激を避け、最適な環境で集中して作業することが可能です。在宅勤務や好みの場所での作業によりストレスを軽減し、生産性を高められます。
フリーランスエンジニアとしての道は、HSPの方々にとって理想的な選択肢となる可能性が高いです。自分のペースで働いて強みを活かし、仕事を選択できる環境はHSPの特性を最大限に活かすことができます。もちろんフリーランスとしての働き方にも課題はありますが、HSPの方々の繊細さと創造性を武器にこれらの課題を乗り越え、成功を収めることが可能です。自分らしく働き、才能を発揮できるフリーランスエンジニアの道をぜひ検討してみてください。
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まとめ
今回はHSPの人はITエンジニアに向いているのかというテーマで、自身もHSP兼ITエンジニアの私が向き不向きについて紹介しました。HSPの人には苦手なことも多いですが、得意なことをうまく活かせれば強烈な強みになります。
ITエンジニアという職は働き方が多様なため、苦手なことを避けやすい環境です。「HSPはステータス」だと思って、うまく活用していきましょう!
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