こんにちは、たいし(プロフィールはこちら)です!
エンジニアの皆さん、高還元SESに魅力を感じていませんか?確かに、安定した仕事量で報酬が得られる点が魅力的です。多くのエンジニアが「これぞ理想の働き方!」と飛びついているのも無理はありません。
でも、ちょっと待ってください。その輝かしい外見の裏に隠された真実をご存知ですか?実は、高還元SESには知られざる「闇」が存在するのです。
本記事では元SES企業エンジニアの私が、高還元SESの実態を徹底解剖します。そしてフリーランスエンジニアと比較して、どちらが有利なのかを明らかにしていきます。
この記事を読み進めれば、あなたのキャリアを左右する重要な情報が手に入ります。エンジニアとしての未来を見据えた選択をするために、ぜひ最後までお付き合いください。
高還元エンジニアの実態は諸経費がいろいろ引かれて、手取りは思ったよりも少ない場合がほとんどです。フリーランスエンジニアと比較して、高還元SESの闇を暴いていきます!
>> SESは実務経験を積むという面ではオススメの働き方です!詳しくはコチラ
高還元SESとは?特徴を紹介
高還元SESは、IT業界で注目を集めている新しい就業形態です。従来のSESモデルを進化させ、エンジニアにより高い報酬還元率を提供することが特徴です。高還元SESの主な特徴は以下の通りです。
- エンジニアへの還元率が70%以上と高い
- 通常のSESの還元率(50~60%)よりも大幅に高い
- 固定費削減により高還元率を実現
- エンジニアのスキルや経験が報酬に直結しやすい
このように、高還元SESは一見するとエンジニアにとって理想的な働き方に見えます。多くのエンジニアが注目し、転職先として検討しているのも納得です。
しかし、これらの魅力的な特徴の裏には、意外な「闇」が潜んでいます。次のセクションでは、高還元SESの隠された側面について詳しく解説します。
高還元SESの闇:表面上の魅力の裏に潜む実態
高還元SESには、表面上の高い還元率とは裏腹に、労働者にとって不利な側面が存在します。以下に高還元SESの「闇」と呼ばれる問題点を詳しく説明します。
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実質的な手取りの減少
高還元率をうたっていても、実際の手取り額は想定よりも低くなる可能性があります。
- 高い還元率が適用されるのは、あくまでも契約金額に対してです。そこから社会保険料が引かれるため、実際の手取りは減少します。
- プロジェクト間の待機期間中も給与が支払われますが、この補償分も還元率とは別に控除されることがあります。
- 月々の給与から賞与分が引かれることで、さらに手取りが減少します。しかも、賞与の支給は会社の業績によって左右され、必ずしも保証されているわけではありません。
これらの要因により、労働者の実質的な収入は高還元率から期待されるほど高くならないことがあります。
みなし残業制度の落とし穴
高還元SES企業の中には、みなし残業制度を採用しているケースが少なくありません。これにより以下のような問題が発生する可能性があります。
- 実際の残業時間が、みなし残業時間を大幅に超過しても追加の残業代が支払われないことがあります。
- 結果として、時給に換算すると予想以上に低くなる可能性があります。
不透明な労働条件
高還元SESでは評価や単価に関して、以下のような不透明さが存在します。
- 会社の評価が経歴だけで決められており、技術者のスキルが正しく評価されていないことがある。
- 労働者側からは正式な契約単価が把握できず、会社から知らされている単価が低いことがある。
【フリーランスがオススメ】高還元SESとフリーランスエンジニアを徹底比較
エンジニアにとってより有利な選択肢は何でしょうか?ここでは似たような働き方である、高還元SESとフリーランスエンジニアのメリット・デメリットで徹底比較していきます。
項目 | 高還元SES | フリーランスエンジニア |
---|---|---|
収入 | 高い(還元率による) | 高い(案件による) |
安定性 | 比較的安定 | 不安定 |
福利厚生 | あり | なし(自己負担) |
案件獲得 | 会社が行う | 自己責任(エージェント有) |
働き方 | プロジェクト依存 | 契約次第で柔軟 |
税務・経理 | 会社が処理 | 自己管理 |
リスク | 待機期間の収入減 | 案件不足時の無収入 |
自由度 | 制限あり | 高い |
高還元SESとフリーランスエンジニアのメリット・デメリットを比較すると、上記の表のようになります。この結果から、私はフリーランスエンジニアの方がおすすめだと考えます。
高還元SESよりもフリーランスエンジニアの方がオススメな理由
フリーランスエンジニアの方が高還元SESよりもおすすめな理由としては、以下のようなポイントが挙げられます。
- フリーランスエンジニアは契約単価やマージンが明確で、高還元SESよりも収入アップが狙えます。スキルと経験に応じて、自由に単価を設定できるのが大きな魅力です。
- 契約内容や報酬が明確で、不透明な控除がありません。自分の稼いだ金額がそのまま手元に入るため、モチベーション維持にもつながります。
- プロジェクトや技術スタックを自由に選択できるため、自分の描くキャリアパスに沿った経験を積むことができます。
- 仕事量や勤務時間を自分でコントロールできるため、理想的なワークライフバランスを実現しやすいです。
ただしフリーランスには安定性や福利厚生面でのデメリットもあるため、個人の状況や目標に応じて慎重な検討が重要です。高い自己管理能力と営業力が求められるため、それらのスキルに自信がある場合はフリーランスの方がより大きな可能性を秘めています。
>> フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違いを解説!
フリーランスエンジニアを始める3STEP
フリーランスエンジニアを始めるのって、難しいイメージがありますよね。ただフリーランスエンジニアは、思っているよりも簡単に始めることができます。具体的にご紹介すると、以下の3STEPです。
STEP1:実務経験を積んで退職する
フリーランスエンジニアを始めるにあたって、最も重要になるのが実務経験です。フリーランスは即戦力が求められるので、実務経験は必須です。実務経験の目安として、2~3年程度の経験が推奨です。
>> 未経験からいきなりフリーランスエンジニアはやめとけ!その理由は?
また当たり前ですが、フリーランスエンジニアになるためには退職する必要があります。ただ初めての退職だと、流れがわからずに不安に感じる方も多いのではないでしょうか。そこで以下のリンクにて、退職までの準備から保険切替などの退職後の手続きまで紹介していますので、ぜひご参考にされてみてください。
>> 【初めてでも大丈夫】退職前~退職後まで流れを完全紹介!
STEP2:開業届を提出する
フリーランスエンジニアになるためにすべきことは、開業届を提出するだけです。ただ開業届の提出って、行政の文書で難しいイメージがありますよね。
でも本当はめちゃくちゃ簡単で、オンラインで提出可能で10分もあれば書類作成が完了します。詳しくは以下のリンクで解説しているので、簡単にフリーランスエンジニアを始めたい人はぜひご覧ください。
>> フリーランス必須の「開業届」をオンラインで簡単提出する方法について徹底解説!
※注意
開業届を提出してしまうと、失業給付を受けることができなくなってしまいます。そのため失業給付を受ける予定がある方は、開業届の提出タイミングについてよく検討しましょう。失業給付を受け取る条件や申請方法については、以下の記事にて解説しています。
STEP3:フリーランスエージェントを使って案件獲得する
「フリーランス案件ってどう探すの」と悩まれる方もいらっしゃると思いますが、フリーランスエンジニアについては、これに関しての心配は不要です。なぜならフリーランスエージェントには、無数のエージェントがあり、無料登録さえ済ましてしまえば待っているだけで案件紹介がどんどんあるからです。
無数にあるフリーランスエージェントから、おすすめのエージェントをピックアップして紹介しております。フリーランス案件をお探しの方は、ご確認ください。
>> オススメのフリーランスエージェントをピックアップしてご紹介!
他にもフリーランスエンジニアを始めるために、すべき準備については以下リンクにまとめています。こちらを合わせて、ご確認ください。
まとめ
本記事では、高還元SESの闇とフリーランスエンジニアの可能性について紹介しました。高還元SESは一見魅力的に見えますが、実際の手取りは予想を下回る可能性があります。しかし「SES=悪」ではありません。実務経験を積むことが主な目的であれば、特にキャリア初期の方にとっては有効な選択肢と言えます。
>> SESは実務経験を積むという面ではオススメの働き方です!詳しくはコチラ
一方でフリーランスエンジニアの道を選べば、より高い収入を得られる可能性が高まります。ただし、この道にもリスクは存在します。収入の安定性や福利厚生の自己負担など、考慮すべき点は多々あります。この記事が、あなたのキャリア選択の一助となれば幸いです。
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